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2017.12.23 UP
周南市のクリエイターへのインタビュー連載第8回目は、「有限会社パートナーパブリシティ」の沖本道代さん。もともと全く違う仕事からデザインの仕事に縁があり、今では紙媒体からWebまで幅広いデザインを担当されています。様々な勉強会に顔を出し独学でデザインの技術を高めている沖本さんに、デザイナーとしての成長方法やこれからの目標についてお聞きしました。
6~7年前に、印刷会社でパートのお仕事を始めたのがきっかけです。それまでは全くデザインに関係のない仕事ばかりだったんですが、そこでは名刺やDM、学校の広報チラシのデザインのお仕事を経験させてもらいました。3年間ほど働いたあと、せっかくIllustratorのソフトが使えるようになったし、ということで職業訓練に6ヶ月間通ってWebデザインを学習し始め、学んだことを活かしてWeb関係のお仕事も始めました。今年は特に様々な勉強会に行くようになったので、デザインの幅も広がってきています。
ーー普段はどういったところでデザインの勉強をされているんですか?
山口県内でいくつか定期的に行われているデザインの勉強会があるので、そちらに積極的に顔をだして勉強をしています。私が行っているものは主に3つで、幅広いデザインに関して学べる「YWCD(やまぐち若手デザイナー勉強会)」、DTPの技術について学べる「DTP Bee」、Word Pressについて学べる「WordBench」です。この3つのイベントが合同で開いた「クリエイティブハント」という勉強会もあり、そちらは先日2017年10月14日に山口大学で開催されたので参加してきました。
2017年4月からそういった勉強会に行き始めたのですが、それまでは基本的に独学でデザインの勉強をしていたので、すごく新鮮でした。見た目の「かっこよさ」「可愛さ」という印象だけでなくて、「なぜこの色でないといけないのか」「なぜこのレイアウトでないといけないのか」というデザインの背景から、技術的なことまでを学ぶことができ、仕事のやり方も少し変わりました。
ーー最近はどんなデザインのお仕事をされていますか?
今はネット通販事業とデザイン制作事業を行う会社で勤務しており、WebサイトからTシャツのデザインまで幅広くやっています。最近は「ミスターパンヤ」というパン屋さんのWebサイトとメニュー表の制作のお仕事を行いました(http://mr-panya.com/)。Webとメニュー表で統一感をもたせながら、サイト上に動きを加えて新しい工夫を盛り込みました。
これからはイラストを自分で描けるようにもなりたいと思っています。そうすると今までできなかったデザインにもチャレンジができていくかなと。また、副業として小さなものからお仕事を始めていきたいと思っています。そのために色んなデザイン技術を身に着けていきたいです。
ーーこれから周南市のクリエイターネットワークづくりにはどんなことを期待されていますか?
私は2017年4月にデザインの勉強会を知るきっかけがありそれから参加し始めたのですが、そういった勉強の機会が増えていくといいなぁと思います。私自身は周南市にあるコワーキングスペース「カラム」で勉強会の存在を知り、行った場所で別の勉強会を知りまた行く、という形で世界が広がり色んなところに顔を出せるようになりました。今の仕事を続けながらレベルアップができる機会がデザイナーにとって増えてくれるとすごく有り難いです。先輩のクリエイターの方がそういった教育を行うなどいろんな形があると思うのですが、継続していく仕組みができればと期待しています。
PROFILE
沖本 道代(オキモト ミチヨ)
有限会社パートナーパブリシティ デザイナー。
印刷会社でパートとして約3年間勤務後、職業訓練を経て、広告代理店でパートとして1年2ヶ月間勤務(主にWEBを担当)。その後様々な請負をする期間があり、現在の会社は2017年4月よりパートとして勤務。TシャツからWEBデザインまで様々な制作を行いながら勉強している。趣味は陶芸。家庭とお仕事のバランスを大切に考えている主婦。