活動報告

平成29年度のプロジェクトを進めるにあたり、特に重きを置いてきたこととして、
①関係各者にプロジェクトの趣旨を深くご理解いただくこと
②研究会や各クリエイターへの面会を通じて、要望や課題を抽出していくこと
の2点が挙げられます。

今年度の目標として、「顔の見える化」を掲げ、面会（地元クリエイター・関係者等：26名）や研究会（全5回：述べ112名）を通じて、まずは少しでも多く方と対話をさせていただくことで、どういった課題を感じられながら周南市でクリエイターとして働かれているのかといった課題抽出や、プロジェクトについてどのように関わっていただけそうかという可能性の把握に努めました。

市への要望もヒアリングしながら、それぞれのクリエイター方にプロジェクトをご理解いただいた上で協力関係を構築できたことはこの1年での最も大きな収穫になったのではないかと思います。

その本年度の集大成として、「周南市クリエイティブ産業創出マッチングイベント」を3月に開催でき、80名もの地元クリエイター及び企業、一般市民の皆様にご参加いただけたことは、周南市がクリエイティブ産業の創出を起点とした地方創生・地域の活性化に動き出せたことを実感することができました。

もちろん手探りながら開催させていただいた当イベントでは内容・運営ともに反省すべきところもあり、それらは来年度も引き続き行っていくマッチングや情報発信のためのイベントに活かしていければと思います。

これまでの活動でも発信させていただいてきましたが、平成30年度はクリエイティブ支援による周南市の地方創生を推進していくための「民間主体による組織」の立ち上げを目指してまいります。

全3か年計画における本プロジェクトの最終年度の着地点として、「社会課題を解決する」というビジネスの本質を捉えた事業を自立して展開させ、持続性・地域貢献性を両立させた地方創生を目指し、地域課題解決のプロジェクトとして継続的に機能していくプラットフォームづくりに取り組みます。

本プロジェクトが、地元クリエイターの皆様や企業の皆様にとって実りあるものとなり、周南市及び関わっていただけた方それぞれにとって有益となるスキームを「共に」創り出してまいりたいと考えております。