賛同者の声

2019.2.8 UP

賛同者の声

賛同者インタビューvol.1【大森渚様】

本プロジェクトは、周南市における地方創生の一環として取り組んでおります。こちらのインタビューは、プロジェクトへ賛同いただいた、周南市にゆかりのある方を対象に実施してまいります。第一弾として、周南市ご出身で現在は東京都目黒区で中小企業へのプロモーション支援を行う会社を営んでおられる大森渚様にお話を伺いました。

周南市との関係を教えてください。

周南市で4歳から18歳までを過ごしました。物心ついた頃から高校時代までを過ごしましたので、私の青春は周南市で過ごした時間そのものだったと思っています。大学在学中に両親が引っ越してしまい、実家が横浜に移った関係もあり、18歳の高校卒業と共に山口県から離れてしまっていたので、今回声がけをいただき嬉しく思っています。

半年前に周南市を訪問されたと伺いました。久しぶりに訪れた周南市はいかがでしたか。

広島県の企業を訪問する機会があり、その後時間に余裕があったので、久しぶりに周南市に行きました。駅ビルも大変綺麗になっており、また、駅前商店街も一昔前と比べますと、賑わいを取り戻しているような印象を持ちました。
最近何かのニュースで瀬戸内海の島々が世界的に注目されているという話を聞きました。また、周南市のコンビナートの工場夜景も一つの観光資源として注目されているようですね。そのような話に触れますと、周南市が、「わざわざ写真を撮りに多くの人が訪れるような素晴らしいところで育ったのだな。」と感じることができます。周南は本当に大好きな地域で、未だに周南で楽しく過ごしている17歳の頃の自分が、夢によく出てきます。(笑)。

中目黒オフィスの近くを流れる目黒川

現在のお仕事について教えてください。

大学卒業後、6年ほど神戸の通販会社で商品企画や通販サイトの企画の業務に従事しました。その後、結婚を契機に東京に引っ越し、今に至っています。2年間、予備校での教育事業などを経験しながら勉強を続け、中小企業診断士の資格を取得し、2011年2月に開業しました。
それまでのキャリアから、ご相談いただく内容も自ずと、「どうやって売っていくか」「どうやって魅せるか」といった販売促進に関するものが多かったため、販売促進に関するアドバイスを中心に行ってきました。しかしながら、中小企業はリソースが限られており、どれだけ良いアドバイスをしてもそれが実行に移らないという葛藤を覚え始めていたところ、夫の紹介で多くのデザイナーと接点が生まれ、制作まで請け負い、本質的なお手伝いができればとの考えから、オージュ・コンサルティングを創業しました。ちなみに、夫は1歳下のプロミュージシャンで、学生時代からプロとして活躍しているので、確定申告歴20年近くになる経理のプロフェッショナルでもあります。法人化と共に夫も会社の取締役に就任してもらい、経理面などからサポートをしてもらっています。

今後の会社の展望を教えてください。

設立後も、本当に多くの人に助けていただきました。多くの縁に恵まれ、現在は外部パートナーを含め7名で会社を運営しています。取締役の夫以外には、子育て中のデザイナーの女性や定年退職をした中小企業診断士の男性など、小さい組織ながらも多様な、そして多彩なメンバーと共に活動をしています。30歳になるデザイナーの男性は、当社での仕事を始めてからも、半年間フィリピンに語学留学をしたり、デンマークにデザインを学びに行きながら業務にあたってくれています。その期間も、テレビ会議やメールを駆使して日本で活動するのと遜色ないパフォーマンスを上げてくれています。私は、このように時間や場所に制約されない働き方を実現することで、世の中に眠っている「もったいない労働力」を、もっと社会で活用できるような会社を目指していきたいと考えています。当社に中小企業診断士が2名在籍していることもあり、中小企業からの相談は多くいただいています。当社としては、私以外に、企業経営者とともに考え、提案をし、デザイナーにディレクションをしながら課題解決に寄与できる人材を求めています。

周南市在住の経営者やクリエイター、子供たちにメッセージをお願いします。

周南市クリエイティブ産業創出プロジェクトは、私の会社の活動ともいろいろな連携ができそうですし、お役に立てることがあれば喜んで協力をしたいと思いました。
周南市で育った身として、特に子供たちに伝えたいことがあります。コンサルティングやクリエイティブな仕事は都会で育った人たちの仕事だと思っている方が多いのか、私が山口県出身であることを伝えると驚かれることがあります。私自身も地方出身はハンデなのではないかと思った時期がありましたが、実際には地方出身でクリエイティブな分野で活躍している人は多くいらっしゃいます。自分自身を振り返ってみると、今の仕事の原点は、周南市での過ごし方にあったと思っています。両親には、美術館や展覧会があるたびに連れていってもらい、豊かな感性を磨くきっかけをもらいましたし、中学・高校生時代の先生にも、世界中の文学や美術に触れるきっかけを作ってもらいました。周南市のクリエイティブ産業を盛り上げていくためにも、ぜひ、子供たちに豊かな感性を身につけてもらえる機会をプロジェクトを通じて創っていただくことを期待したいと思います。

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